片付けたいけどどこから手を付けたらいいかわからない。
あっちもこっちも気になって結局モノの移動で終わる。
積み上がったモノたちがこっちを見ている。(見てない)
いつかやろう、このままじゃダメだけどできない、何年もできない自分を苦しめてきたあなたに知って欲しいお話。
引き出し一つからか、クローゼット丸ごとひっくり返すか
人には自由に使える時間の量と体力が違う。
一人暮らしなのか家族といるのか。専業主婦なのか共働きなのか。激務なのかパートなのか。子育て中か、もしかしたら介護中の人もいるかも知れない。
なのでですよ、ここから始めるのが正解ってのはないんですよね。【完】
おっと石が飛んできた。
私のお話を少し。
私がタイに住み始めて5、6年ほど経った頃、みなさんご存知こんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』に出会ったんですね。
言わずと知れた片付けの大ブームを起こした本ですねー。
ときめき??片付けが?なんだって?!となるわけですよ。
だって片付けってあれでしょ?お母さんに「片付けなさーーい(怒)」って怒鳴られてやるやつでしょ?
読み進めて分かった事は『ときめかない(好きではない)モノは持たなくていい』
つまり捨てて良いって事だったよ。
「使えるものは捨ててはいけない」「もったいない」そんな価値観で育てられた私は当然使えるモノを捨てる発想がなかった。
でも!でも気に入らないモノ、テンションの下がるモノ、使いにくいモノ、使ってないのに私の邪魔をするモノ、それらにうんざりさせられてはいたのよね。
盛り上がってしまった私はこんまりさんに従い、まず家中の服という服を一枚残らずかき集めた。
そこに現れたのは山。服の山。
冬服をほぼ置いていないタイの家で、日本から持ってきた服もそんなにないはずのタイの家で。
半日は掛かったかな、ときめくときめかない祭りに。
あの頃の可愛かった(異論受け付けません)私を捨てきれずタンスにしまっていた20代の頃の服、ときめくーーー。
でも30代後半に差し掛かった私が着てみると、、、なんか安っぽい。
老けたとか体型がとかそんな話の前に、20代のはち切れんばかりの生命力で補正されてたんだなって感慨深かった。
その頃を満喫したんだから、もう今の私には必要ないんだな。
まー体型も変わったしな(自爆)
ぜひ鏡の前で1人ファッションショーをして欲しい。「これおしゃれー、可愛いーー」だけで買った似合わない服にも出会えるはず(泣)
あと実際に着てみたら、着なくなった理由もわかるのよね。
ちくちくする、苦しい、動きにくい、アイロン掛けたくない、毛玉取るほど好きじゃない。
私は専業主婦で子供もいないので自由な時間がたくさんあったのが幸いしたけど、バリキャリの友達には引き出し一つ全出ししてみて、一日一つでも捨ててみてって伝えてる。
彼女は休みの日も予定入れまくる系人間だから、それで少しづつ減らしてるし減ってるようだ。
祭りの後
一度のときめき祭りでパンパンだったクローゼットに余裕ができた。タンスの引き出しには下着、靴下、ハンカチ類だけになったので一段で収まった。
冬物に関しては夫婦2人分をまとめて衣装ケース1つと別の小さなクローゼットに掛けている。
元々洗濯物畳みたくないでござる系人間で、タオル下着靴下以外はパンツもスカートも全部ハンガーごとクローゼットにしまっていたので仕舞い易さが少し向上した。
残ったのは必要無くなった服の山。この処分どうしましょうね。
もったいないオバケに育てられた私はゴミ袋に入れる事ができません。
最早誰も着ないだろう質のものは切ってウエスにして、まだ着れる物は売るか寄付する事に。
売ると言っても一枚一枚メルカリのような所で売っていてはキリがないのでリサイクルショップに二束三文で爆投げしようかと思ったのだけど、片付け初心者の私はまだ判断ができなかった。
とりあえずクローゼットからは出したので、今はこれをゴールとしようと倉庫に保管することに。
自分がどんなキャパでどんな性格なのかを知ることは重要
私は一度リセットすると新たな気持ちになれるので全出し祭りが向いていたんだけど、大まかに4タイプくらいに分けられるんじゃないかなーと思ってる。
- 時間はあるしすぐ効果を実感したい。そしてそれを原動力としてダッシュしたい。
コツコツが苦手で、ひっくり返して再構築したい。
→今すぐ手を動かそう。さぁほれ早よ。 - 時間は無いし、ひっくり返すと途方に暮れて身動きできなくなる。
→財布や化粧ポーチからコツコツと。 - 時間は無いけどコツコツやってられない。
→覚悟を決めてひっくり返そう。
1日で無理なら、次時間ができるまでそのままひっくり返っててもらおう。 - 時間はあるけどひっくり返したくないし、コツコツもしたくない。けど片付けたい。
→お金で解決だ。プロに頼もう。何も悩むことはない、快適な暮らし、ひいては幸せな人生の為の出費だ。
どのタイプにも覚えておいて欲しいのは、同じ種類のものは全部集めてからやるのが早いって事ですね。
総量を知り、被りを知る事ができ、自分の本当の好みを知る事ができて捗るーーー。
これは全人類に知ってほしい。
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